山本貴光さんの「文体の科学」を読み終わったので、興味を惹かれたところを紹介します。

山本貴光さんの「文体の科学」を読み終わりました。面白かったです。

文体とは

文体とは「配置」

文字を組み合わせて単語。単語の連なりが文。文が集まり文章となる。

それらをどう「配置」するかが文体であり、その文章の個性でもある。

文体で何が変わる?

文体によって伝わり方、読み手の理解、見やすさ、受け取る印象、等いろいろ変わるものだと認識しました。

あとはその文章を見る媒体によっても、文体を意識した方がいいということもわかりました。

例えば、このブログをぼくはパソコンで書いていますが、見る方は大半がスマホで見るのではないでしょうか。

パソコンであれば見やすくても、スマホでは見づらい、逆も然り。

そういったことに意識を向けることを教わっただけでも、本書を読んだ価値があったと思っています。

本書のその他の内容

本書にはその他、論文、辞書、科学誌、小説等の文体について。

記憶に残りやすい文体とは。

限りある場所と時間で伝えるための工夫。

等、面白い内容がたくさんあります。

文体に注目してさまざまな書物を読み解いた本であり、ぼくにとっては啓蒙的な内容でした。