アンデシュ・ハンセン著、運動脳を読み終えたので、概要とぼくが変わったことを書きます。

アンデシュ・ハンセン著、御舩由美子さん訳の「運動脳」を読み終えたので、概要とぼくの習慣で変えたことを書きたいと思います。

アンデシュ・ハンセンさんと言えば「スマホ脳」がヒットした方です。ぼくもスマホ脳は読んでいて、よく覚えています。残念ながら「ストレス脳」は読んでいません。

アンデシュ・ハンセンさんはスウェーデンの精神科医。

本書は人口1000万人のスウェーデンで67万部超のベストセラーになったそうで、スマホ脳より読まれているそうです。

著 者アンデシュ・ハンセン
訳 者御舩由美子
初版発行2022年9月10日
発行所株式会社サンマーク出版

人類史

生物学的には、私たちの脳と身体は今もサバンナにいる。私たちは本来、狩猟採集民なのである。

表紙袖より

これはスマホ脳でも言ってましたね。人類の歴史の大部分は狩猟採集の時代であった、と。

だから、わたしたちの脳は狩猟採集民の生活でベストを出せるように設定されている。今のデジタルにまみれた世界に人間の脳は適応できず、いろいろな不調をきたしている。

人類の歴史を表すのに、スマホ脳ではページいっぱいに「・」を書いて、その中の一つの「・」が今の時代です。みたいな表現をしていた。あれも凄いインパクトのある表現だったけど、ぼくは本書での説明の方がわかりやすかった。

人類の歴史を24時間で表すと、狩猟採集の時代は23時40分まで続いていたそうだ。え?あと20分しかないんですけど・・・・・・。

工業化社会が始まったのが、23時59分40秒。産業革命から1日が終わるまであと20秒しかありません。

インターネットがつながったのが23時59分59秒だそうです。そう考えると、人生ってなんて短いんだろう。そして、私たちの脳がいまも狩猟採集で止まってるってのは納得ですね。

運動しよう

私たちの「脳」は、狩猟採集の生活でベストを出せるようにできている。

走って、走って、獲物を捕まえる。

歩いて、歩いて、移動する。

外敵には警戒して、敵が現れたら心拍数を上げて「闘争か逃走か」を選択する。

だから運動しよう

てな訳で、運動するといいことがいっぱいあるんです。

記憶力が上がる、集中力が上がる、モチベーションが上がる、創造性が上がる、性格が変わる、幸福感が増す、不安が減る、うつ病の予防になる、抗うつ剤よりもうつ病に効く、認知症の予防になる、血圧が安定する、血糖値が安定する、体内の炎症を抑える、脳の老化を抑える、ストレスが減る、気持ちが晴れ晴れする等々等々

レッツ運動

運動することで脳の血の巡りが良くなります。「前頭葉」や「海馬」への血流がよくなる。

その辺りがさまざまな恩恵を受ける要因だそうです。メカニズムは本書を読めばわかります。メカニズムもわかった方が、より運動を習慣化するモチベーションになると思います。自分でやるなら納得してやった方がいいですよね。

じゃあ、運動するか

他にも面白い話がいろいろ載ってました。

「ランナーズハイはあって、ウォーキングハイはないのか?」

「ADHDについて」

「最強の脳物質BDNF」

「ストレス発生のメカニズム」

「クロスワードパズルなどの「脳トレ」は脳に効くのか?」

などなど。

どんだけ運動するんだよ

本書を読んで、ぼくは少し習慣を変えました。

今までは週に3回、30分のランニングと筋トレを週に2回、やってました。

そこを週〇回○○分のランニング、に変えました。筋トレは変えてません。

でも、どんな運動でも、どんだけ少しでも、「運動すれば脳に良いことがある」そうなので、歩くことからでも始めてみましょう。怪我するぐらい激しくやるのは、脳には逆効果みたいです。

さあ、今すぐ外に出て走り出しましょう!!