「その裁きは死」のあらすじ、感想を書きました。

アンソニーホロヴィッツ著、「その裁きは死」を読んだので、あらすじ紹介と、あくまで個人的な感想を書いたもの。興味を持ってもらえたら、是非本書を読んでみてください!

あらすじ

実直さが評判の弁護士が殺害された。裁判の相手方が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた謎の数字”182”。被害者が殺される直前に残した奇妙な言葉。わたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査に引きずり込まれて――。絶賛を博した『メインテーマは殺人』に続く、驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。

裏表紙より

感 想

「メインテーマは殺人」に続く、ホーソーンシリーズの2作目。

今回も著者がワトスン役で作中に登場します。

そのリアルっぷりがすごいですね。家族の話や自分の仕事の話も盛り込まれているので、本当にこの事件が起こって、それを小説にしたかのような感じがします。巻末の謝辞までこだわる徹底ぶり。

そんな著者が、本書の中の地の文で書いた一言。

「この時点で、わたしはすでに手がかりを三つ見のがし、二つ読みちがえていた」

・・・・・・どこですか!!

いやあ、前のページ読み直しちゃいますよね。この時点で大事なヒントが少なくとも五つあったってこと。

そしてラストでは、その全てが真実の欠片であり、犯人を照らし出す。

今回はもしかして、著者が犯人を当てるのか・・・・・・!!

それは読んでのお楽しみですね。

さて、著者はこのシリーズを10冊は書く、と言っているそうです。まだまだ謎だらけのホーソーン元刑事。今後ホーソーンの過去なども書かれ、深堀されていくのでしょうか。なんにせよ、楽しみです!!