超・箇条書き 感想

著者は杉野幹人さん。

「10倍速く、魅力的に」伝える技術として箇条書きを推奨しています。

著者は東京農工大学工学部特任教授で、シリコンバレーで仕事をした500人以上の起業家から、箇条書きのパワーを感じたそうです。

箇条書きを見ればその人の思考、伝える力のレベルがわかるそうです。

感 想

現在は情報過多の時代だから、情報を極限までそぎ落とした箇条書きが大切だそうです。

箇条書きで伝えるには、無駄なことは一切書いてはいけない

すべてに意味を持たせないといけないので、全部理解していないと、相手に伝えることはできない。

当たり前のことを書いてもいけない。なぜならそれは「当たり前」のことだから。ここはかなり感銘を受けました。本書では「隠れ重言」と言っています。

隠れ重言という概念というか考え方を知っただけでも、本書を読んだ価値があったと思っています。

体言止めも使わない方がいいと言っています。意味が曖昧になり、一瞬で相手に伝わらないからだそうです。でも全否定するわけではなく、意味が伝われば使ってもいいみたいです。現に、本書で紹介されているユニクロのプレゼンは体言止めだらけでした。使い方を間違えないように、気を付けなければいけないってことですかね。

他にも本書には「メッセージ化」や「物語化」等相手にいかに伝えるか、というテクニックや考え方が満載なので、箇条書きの書き方や、プレゼンの作り方等の参考になると思います。

とても参考になることが書いてある本でした。一読してみてはいかがでしょうか。