著 者 | 朝井 リョウ |
発行者 | 鈴木 哲 |
発行所 | 講談社 |
発行日 | 2015年11月18日(単行本) |
頁 数 | 254 |
タイトルのとおり、いかにも「世にも奇妙な物語」っぽい話が5つ。
どれも雰囲気が違い、それも「世にも奇妙な物語」っぽい。
シェアハウさない
世にも奇妙な物語の中である、「怖い系」の部類の話かな。
シェアハウスをしている人達のその理由とは・・・・・・・。
リア充裁判
「もしもこんな世界だったら系」の話。
コミュニケーションが大事と言われて久しい。それを極端にした世界の話。
おとなしくて人見知りな人を強制的にパリピにする。ぼくはこんな世界では生きていけないな~。
立て!金次郎
平凡な日常なんだけど、少しひねりが効いてる話。
幼稚園での先生に対する保護者からの評価。
先生は子供のことを考えるべきか、保護者のことを考えるべきか。
13.5文字しか集中して読めな
平凡なはずの日常が、急に怖くなる。この「怖い」はどんな種類の怖さなのか。
情報が溢れる時代。ニュースは広く浅く、時間をつぶすために見る。
タイトルで注目を集め、3行で概要を。芸能人の浮気、スイーツ情報、くだらない?誰かにとっては大事なことかも。読み手がニュースを選ぶ。
終わり方が、「怖い」。
脇役バトルロワイアル
個人的には圧倒的に、この話が一番面白かった。これこそ世にも奇妙な物語。
あー、でもこれって映像化難しいのかな?