知念実希人さんの「あなたのための誘拐」を読み終えたので、ネタバレなしの紹介をします。

知念さんは「硝子の塔の殺人」が面白かったのと、アマプラで観た「仮面病棟」も面白かったので、気になっていた作家さんです。

著 者知念 実希人
発行者辻 浩明
発行所祥伝社
発行日平成28年9月20日

あらすじ

4年前に起きた誘拐事件。現金の引き渡し役を担った上原慎吾は、時間に間に合うことができず、事件は誘拐された少女が殺害されるという最悪の結末を迎えた。被疑者は事件後に自殺。こうして事件は幕を閉じたかに見えたが、新たに誘拐事件が発生。その犯人は4年前と同じ「ゲームマスター」を名乗っており、現金の引き渡し役に上原慎吾を指名した。4年前の事件の責任を感じ、警察を辞職していた上原だったが、こうしてまた捜査に参加することに。今回は被害者を救うことができるのか?「ゲームマスター」との、人生をかけた「ゲーム」が始まる!

感 想

誘拐事件がさくさく進んでいき、ページ数的に、半分くらいで事件はクライマックス。ん?このあとどう話が進んでいくんだ?と思いながら第1章を読み終わりました。

第2章からが本書の見どころですかね。

なぜ誘拐事件が起きたのか?

タイトルにある「あなた」とは誰?

誰が、誰のために誘拐するの?

伏線はいっぱいある。タイトルの意味を考えながら読んでもいた。だけど気付けませんでした~。

そうきましたか。

歪んだ愛情ほど恐ろしいものはないのかもしれません・・・・・・。

なんにせよ、面白かった!しばらく知念さんにハマるかも!!