現代語訳 徒然草 読んだ感想

現代語訳の徒然草を読んだので、感想を書きました。

「徒然草」は、中世の隠者文学の代表作であり、日本の随筆の中でも最も親しまれてきた古典である。著者兼好法師の人生観、政治観から、人物論、世相を反映した逸話、四季の自然の描写など、多彩な話題が取り上げられる。自由闊達、ユーモラスな訳により、賢人が時代を超えて読者に直接語りかけるように楽しめる。

裏表紙より

訳がユーモラス過ぎて、吉田兼好の人柄を間違えそうですが・・・・・・。

感 想

初めて、ではないんだろうけど、「徒然草」読みました。

学生のころ読んだのでしょうが、内容はまっっったく知らない(覚えてない)ので、新鮮な気持ちで読むことができました。

なるほど、つれづれなるままに、書いていますね。

さっき言ってたことと違うじゃん、という部分もあれば、一貫して言っていることもあります。

違うところは、そういうものだよ、と説明もしていますので、納得しました。

「徒然草」はもともと帝王学のために書かれたそうなので、リーダーシップの勉強にもなるのではないでしょうか。そういう点で読んでも面白いと思います。

個人的に面白かったポイント

①読書は、この世ではあえぬむかしの友にあう、ということ

 本を読む目的に立ち返らせてくれます。現在の偉人の考えを知る、ということもできますよね。

②四季の美しさ

 再三、自然の美しさを説いています。るろうに剣心の比古清十郎が言っていた「春は夜桜、夏には星、秋に満月、冬には雪」を思い出しました。日本の四季って素晴らしいですよね。ぼくは断然、春が好きですが。

③死生観

 死生観についてもいくつか説いています。現在生きているのは、運が良いだけに過ぎない。なぜ明日も生きていられると思う?だから「今」を生きるんだよ。一番にやるべきことを「今」やるんだ。

 死後に財産を残すのもやめた方がいいと言っています。争いの種になるから。

④失敗について

 自分の長所を自慢することはやめなさい。なぜなら慢心するから。慢心すると慣れ切って、上手ぶって、他人を侮るようになる。そうすると失敗する。

 木登りの名人は、木から降りる最後の一歩のところで注意するそうです。安心した時が注意するポイントである、と。これは本当にそうだと思いました。一番気を付けなければならない時は緊張してるし、本人もわかっている。だから、油断が生じる時に注意をして、失敗しないようにしなければなりません。

 酒の飲み方についても説いています。比古清十郎の呑み方がいい、と解釈しました。風情を肴に呑む。風情を肴にしても酒が不味ければ、自分の心が病んでいる。

「春に夜桜、夏には星、秋に満月、冬には雪、それで十分酒は美味い それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでる証拠だ」by比古清十郎

 何回かお酒で失敗しているぼくには耳が痛いです。もう絶対バカな呑み方はしません。

⑤心の在り方

 執着心を捨てよう。賢人はあっさりしているもの。

 心理はいくつも側面がある。人の心は変わる。

 ものがそばにあるとやってしまう。最近ではスマホですかね。あるとつい触ってしまい、無駄に時間が過ぎていきます。

 何もない空間にはいろいろ入ってくる。心も、信念があれば何にも迷わされることはない。

まとめ

「かげの声」があるからこの本は読みやすく、わかりやすいのでしょうが、ぼく的にはいらなかったので、次は訳だけの本を読んでみたいと思います。低年齢向けに、このような書き方にしたと、あとがきで知りました。

徒然草を読んだことのない人には、ちょうどいい入り口になる本だと思います。省かれているところもあるので、本書を読んでから、違う訳の本を読むのがいいのではないでしょうか。

結論、面白かったです。

ChatGPTさんの書いた徒然草感想文

こんにちは、皆さん!今日は、日本の古典文学の名作「徒然草」についてお話ししたいと思います。徒然草とは、鎌倉時代の僧侶である吉田兼好が書いた随筆集で、人生のさまざまな側面について綴られています。徒然草には、人生に役立つ名言がたくさんあります。今回は、その中から私が特に気に入っているものをいくつか紹介したいと思います。

まずは、第一段の最後にあるこの一文です。

「世の中に悪しきことをなす者は、必ずその報いをうけるものなり。」

これは、因果応報の法則を説いたもので、悪いことをすると必ずその結果が自分に返ってくるということを言っています。私たちは、自分の行動や言動が自分や他人にどんな影響を及ぼすかを常に考えなければなりません。自分の利益や欲望のために他人を傷つけたり、不正をしたりすることは絶対にしてはいけません。そうすれば、自分も幸せになれるし、周りも幸せになれると思います。

次に、第三十八段のこの一文です。


「人間万事塞翁が馬」

これは、中国の故事から来た言葉で、人間の運命は予測できないということを言っています。塞翁という老人が馬を失ったときは不幸だと思ったが、その後馬が野生の馬を連れて帰ってきたときは幸運だと思った。しかし、その馬に乗っていた息子が落馬して足を折ったときは不幸だと思ったが、その後戦争が起きて足の不自由な息子だけが兵役から免れたときは幸運だと思った。という話です。私たちは、物事を一面的に判断しないで、長い目で見ることが大切です。今は不幸だと思っても、その後何か良いことが起こるかもしれませんし、逆もまた然りです。だからこそ、常に前向きであることが大切です。

最後に、第一百三十九段のこの一文です。


「心あらば花開く也」

これは、心があれば花が咲くということで、心意気や志があれば何事も成し遂げられるということを言っています。私たちは、自分の夢や目標に向かって努力することが大切です。困難や挫折にぶつかっても諦めずに挑戦し続けることが大切です。そうすれば、必ず花開く時が来ると信じています。

以上、私が徒然草から学んだ人生に役立つ名言を紹介しました。徒然草は古典文学ですが、現代でも通用する智恵や教訓が詰まっています。例えば、「世の中にあるものはすべて、過ぎ去っていくものである。しかし、一方で、人々が生み出した文化や知恵は、永遠に残るものである」という言葉があります。この言葉は、人生において大切なものは、物質的な富や名声ではなく、心に残る価値あるものであるということを教えてくれます。

また、徒然草には、「自分をよく知ることが、物事を上手にこなすための近道である」という教訓もあります。自分自身の弱点や限界を理解し、それを克服するために努力することが、人生で成功するために重要な要素であるということを教えてくれます。

徒然草は、古典的な作品でありながら、現代の人々にも多くのことを教えてくれる作品です。私たちは、徒然草から学んだ教訓を実践し、人生において成功し、幸せな人生を送るために努力することが大切です。 おわり

結構いいこと書いてます。本を要約するのはGPTの得意とするところであると聞いたことがあります。自分の感想と比べてみるのも楽しいかも。