我々は、みな孤独である

目 次

  1. ウィー・アー・オール・アローン
  2. 探偵業
  3. 天眼院浄明
  4. 日本人道会
  5. 賀茂禮子
  6. 上田哲治
  7. エステバン・ドゥアルテ
  8. 活け作り
  9. 茶畑の夢
  10. 毬子の夢
  11. オッカムの剃刀
  12. 意識の孤独
  13. 我々は皆孤独である

上記は僕が勝手に作った目次です。

今後も自分で作った目次を書いて紹介していきたいと思っています。

あらすじ

探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇るようになる。果たして犯人の正体を暴くことはできるのか?

誰もが抱える人生の孤独 死よりも恐ろしいものは何ですか

帯より

感 想

最後数ページになって、どう着地するんだろうと思いながら読んでいて、「なるほど、こう締めますか」って感じでした。

導入、中盤からは想像もできないラストで、非常に面白かったです。

貴志さんにしてはめずらしい感じの物語だったと思いました。

死生観は人それぞれあると思いますが、本書もその一つになると思います。自分の死生観を見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。

「我々は、みな孤独」なんです。それがなぜかは本書を読めばわかります。