スペンサー・ジョンソン:著/門田美鈴:訳の「チーズはどこへ消えた?」を読んだので、あらすじと私が得た教訓を紹介するもの。
この物語に登場するのは――
ネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホー。
2匹と2人は「迷路」のなかに住み、「チーズ」を探します。
「チーズ」とは私たちが人生で求めるもの、つまり、仕事、家族、財産、健康、精神的な安定・・・・・・等々の象徴。
「迷路」とは、チーズを追いもとめる場所、つまり、会社、地域社会、家庭・・・・・・等々の象徴です。
この一見シンプルな物語には、状況の急激な変化にいかに対応すべきかを説く、深い内容がこめられているのです。
「チーズはどこへ消えた?」表紙裏より
「チーズ」とは「人生の目的」ですかね?何を大事にするか。
「迷路」とは「そのための手段」でしょうか。
シカゴでの集まり
導入部分。同窓会?みたいな感じの場面で、ある一人が「この本」のおかげでビジネスが好転した、と言う。
皆興味をもって、話を聴かせてくれ、と頼む。
そこから本書の主要部分の「チーズはどこへ消えた?」が始まる。
Who Moved My Cheese?
- 手に入れれば幸せになれる?
- 大事であれば
- 変わらなければ・・・・・・
- もし○○がなかったら何をするだろう?
- 兆しの早期発見!
- 行ってみよう
- 乗り越えろ!
- 想像し、妄想しよう。
- 判断が遅い!
- 安全は、いつも安全?いつまでも安全?
- 従来の考え方は捨てる。変化に適応しろ
- その先を楽しむことができるとわかれば人は変化できる
- 兆候をいち早く察知できれば訪れる大きな変化にうまく適応できる
- 「変わること」それ自体を楽しもう
議 論
「この本」の話を聴いた同級生たちが自分たちの境遇、「この本」から得た教訓等を話し合う場面です。
この議論の場面で、読者自身もいろいろ考えさせられることになるでしょう。
感 想
自分は4人の登場人物のうち、誰なんだろう?
いままでは間違いなく「ホー」でした。でもこの本を読んで、それではいけないと思い、今は少しずつ変わろうと思っています。急激に変われるほど強い人間ではないので。
この本は終始、「変化」について語っています。変化に対しどう考えるか。
考えを変えれば、行動が変わる。行動が変われば・・・・・・。「何か」が変わります。
ダーウィンも「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」と言っています。
人類が発展してきて、一番変化が急激なVUCAの時代。10年先がわからない時代。
変化に対応して生き残れるように、本書を手に取ってみませんか?