ちょっと昔の漫画、「聖闘士星矢」を今の若い人達に読んでもらいたいから紹介する。

現在の若い方にちょっと昔の漫画を紹介するもの。今回は車田正美さんの「聖闘士星矢」。

車田正美さんは「リングにかけろ」や「風魔の小次郎」などの作品がありますが、僕は「聖闘士星矢」が一番好きです。

聖闘士星矢は1986年~1990年くらいで週刊少年ジャンプで連載していた。らしい。

ぼくはアニメから入ったので、ジャンプでは読んでなかったかな。コミックスは全巻持ってました。

あらすじ

世界に邪悪がはびこるとき、現れる希望の闘士・聖闘士(セイント)。

彼らは女神(アテナ)を守るため、聖衣(クロス)をまとい、己の肉体のみを武器として戦う。

クロスは88の星座を模しており、それぞれに守護星座のクロスが与えられている。

主人公は天馬(ペガサス)を守護星座とする星矢。

白鳥(キグナス)の氷河、龍(ドラゴン)の紫龍、アンドロメダの瞬、鳳凰(フェニックス)の一輝達仲間と、ポセイドン、ハーデス達神話の神々と戦っていく。

ギャラクシアンウォーズ編

聖闘士は階級で分かれています。

青銅(ブロンズ)聖闘士、白銀(シルバー)聖闘士、黄金(ゴールド)聖闘士の3つ。

黄金聖闘士は黄道十二星座を守護星座とする、88星座の中の最高クラスです。

ギャラクシアンウォーズ編は、ゴールドクロスの一つである射手座(サジタリアス)のクロスを手に入れるために、ブロンズ聖闘士10人が死闘(私闘)を繰り広げる物語です。

聖闘士はそもそも平和と正義のためにしか闘ってはいけないので、私闘は厳禁。

そのためギャラクシアンウォーズに参加した聖闘士達は、この後格上であるシルバー聖闘士達に命を狙われることになります。

ギャラクシアンウォーズ編での一番の見どころは、やっぱり星矢と紫龍の戦いでしょう!子供ながら熱くなった記憶があります。

ブラック聖闘士編

一輝と闘う話。

ここで一輝の孤高の強さの虜に。一輝は今後も特別な存在として物語を盛り上げていきます。

ブラック聖闘士編のベストシーンは氷河vs一輝です。氷河の「腕一本もらっていく(うろ覚えですが)」はカッコよかったなぁ。

シルバー聖闘士編

ここでアテナが誰であるか判明。現役のゴールド聖闘士も登場してますます盛り上がっていきます。

シルバー聖闘士も強いのですが、かませ感が強いですね。一番数が多いのはシルバー聖闘士のはずなのですが。(ブロンズ10人、ゴールド12人、残りはシルバーのはず)

シルバー聖闘士編でのベストバトルはペルセウス座のアルゴルvs紫龍ですね。紫龍カッコよかったです。

ゴールド聖闘士編

ここが聖闘士星矢でいっっちばん面白いところ!!

強烈なキャラクターのゴールド聖闘士達。

圧倒的な強さのゴールド聖闘士に向かっていき、やられては立ち上がる星矢達。

教皇の秘密。揺れるサンクチュアリ。

少年漫画のすべてがつまってます。主人公達以上に人気の出たゴールド聖闘士達もいたのではないでしょうか。

ぼくは獅子座なのでアイオリアが一番好きでした。当時は自分の誕生月の星座のゴールド聖闘士を応援した人もいるのではないでしょうか。

当時は射手座が一番人気でしたかね。射手座は物語上も特別な星座です。

ポセイドン編

海神ポセイドンが地上を海に没するためにやまない雨を降らせる。異変に気付いたアテナ達はポセイドンの元へ――。

今回の敵はポセイドン。

海将軍(ジェネラル)と呼ばれる七つの海の守護神達を配下に、星矢達を迎え撃ちます。

敵はそれぞれ海の神話の海の怪物をモチーフにしており、個性的です。

ポセイドンは神なので強さも圧倒的。

今回のベストバトルはリュムナデスのカーサvs一輝です。一輝の悲しみを背負って戦う姿が印象的。

ハーデス編

アテナの最大最強の敵、冥界の王ハーデス復活。

地上を闇に包みこもうとするハーデス。太陽の光のない地上は死の国となってしまいます。

アテナはゴールド聖闘士も含めた全戦力でハーデスと闘います。

ハーデスの配下は冥闘士(スペクター)

ギリシャ神話に出てくる怪物等がモチーフになっています。

この章はゴールド聖闘士達の忠誠・犠牲が悲しいです。さすが聖闘士最高ランクの男たち。

シルバー聖闘士最強の男も登場します。

ハーデス編の見どころは、十二宮でのゴールド聖闘士vsゴールド聖闘士です。互いの信念を貫くため引けない男同士の熱い戦い・・・・・・!感動必至。

サガ、カミュ、シュラ、ムウ、ミロ、アイオリア、シャカ・・・・・・。カッコ良いキャラばっかだなあ。

まとめ

聖闘士星矢は漫画本編以外にもアニメ、映画、スピンオフ作品等様々作成されています。それだけ人気がある作品であると思います。

ぼくは子供のころ、クロスを脱着出来る人形を集めていました。

聖闘士星矢の漫画は巻末にクロスの絵が描かれています。クロスは人が身に着けるものなので、当然人が脱着できるようなパーツに分かれています。

でも、普段身に着けない時は箱に仕舞われています。どのように仕舞われているかというと、守護星座の動物や物等の形で仕舞ってあるのです。鎧武者の甲冑のようなイメージですかね?

巻末の絵は、その「動物等の形」と、「人が身に着けている図」が見開きで掲載されていて、作者のすごい発想に感動します。

一番印象に残っているのは「矢」座のクロスです。矢座を形にするとどのようなのを想像しますか?ぜひ、漫画を読んで確かめてみてください。

ぼくが集めていた人形は巻末の絵がそのままフィギュアになったもので、モチーフの動物等の形を分解して人型の人形に脱着できるものでした。その人形でたくさん遊んだのを覚えています。

また、星座や神話に興味を持ったのも聖闘士星矢がきっかけでした。星座の数は88個、「アンタレス」や「アルデバラン」等の有名な星も出てきます。12の誕生月の星座の順番はゴールド聖闘士編を思い出せばすぐ出てきます。

神話の勉強にもなるし、星座の勉強にもなる。そして何より熱い!!とてもいい漫画だと思います。

ちょっと昔の漫画ですが、興味のあるかたはぜひ読んでみてください。