本の概要
作品名のとおり、物語の作り方を教えてくれる本。
結構有名な人を輩出している「シナリオセンター」というところの人が書いた本みたい。
ライター、脚本家、プロデューサー、ディレクターの養成を目的としているそうだ。結構凄い会社みたい。
本書が教えてくれるのは、物語を描き切るための技術的なこと。技術的ってとこがポイント。技術ということは高めることができるということ。才能とは違う。本書の最初に書かれているけど、一番大事なこと。物語を描くのに、才能はいらない。技術があれば描ける。
ポイント
●創作は「何を書くか」×「どう書くか」
「どう書くか」が技術であり、高めることができる。「何を書くか」は自分すでに持っている。
●シーン ⇒ シークエンス ⇒ ストーリーライン ⇒ ストーリー
物語はストーリーとドラマでできている。
ストーリー構造を通してドラマを描くことが物語を作るということ。
ドラマはシーンで作られる。
ドラマとは人間を描くこと。魅力的なキャラクターのアクション・リアクションを描く。
●考えるべきアイデアは3つ
物語の設定を考える。登場人物と構成を練る。シーンを描く。
●設定は「テーマ」「モチーフ」「素材」
テーマ「○○は▲▲だ」と一言でいえるもの。例:友情は大切だ
モチーフ「テーマを具体化するもの」例:海賊王を目指す海賊団
素材「モチーフを具体化」天・地・人で考える。時代、場所、人
感 想
上記はほんの一部。まだまだたくさんポイントがあった。
魅力的なキャラクターを作る技術や、物語の起承転結の考え方など。
非常にわかりやすかった。物語を描く人はもちろんだが、書かない人にも参考になる部分がたくさんある本だったと思う。